連盟について
当連盟は、1953年に8団体が参加して「日本精神衛生連盟」として創立されました。1970年に社団法人として正式に認可され、1986年には「社団法人 日本精神保健連盟」と改称し、さらに2003年に「社団法人 日本精神保健福祉連盟」と改称され、2012年4月1日をもって「公益社団法人 日本精神保健福祉連盟」となりました。現在、11団体で構成されています。
具体的な事業内容としては、連盟結成当時から、精神衛生全国大会(現、精神保健福祉全国大会)の開催および精神保健福祉事業功労者の表彰を行っています。
また、1974年から「広報誌」を年1回発行し、1996年からは「連盟だより」が刊行され、現在は年3回発行しています。
さらに、1999年より連盟内に設置された「精神障害者スポーツ推進委員会」が中心となって精神障害者スポーツ振興をはかってきたところです。これは、他の障害者スポーツと比較して、精神障害者スポーツの振興が遅れていたからです。そのため、2001年に第1回全国精神障害者バレーボール大会が開催されました。日本における全国レベルでの精神障害者スポーツ大会としては初めてと考えられます。その後、2008年に大分県で開催された全国障害者スポーツ大会から精神障害者バレーボールが正式競技となり、また、2019年から卓球が正式競技となり三障害合同での全国大会が実現されました。さらに、2020年から個人種目として精神障害者卓球が採用されました
精神障害者スポーツを取り巻く国際的な環境も、その例外ではありません。パラリンピックやスペシャルオリンピックスをみるまでもなく、国際的にみても、精神障害者スポーツが遅れを取っていると言わざるを得ません。日本において国際化が本格的に取り組まれるようになったのは、2011年3月に日本の精神障害者フットサルチームがイタリアに遠征し、親善試合を行ったことです。その後、2013年東京において第1回精神障がい者国際シンポジウム、第1回精神障がい者スポーツ国際会議が開催されました。
2016年には、堺市のJ-GREEN堺を主会場に第1回ソーシャルフットボール国際大会が開催されました。ヨーロッパ、南米、アジアのチームが参集しての日本での開催は、精神障害者スポーツの国際化において輝かしい出来事です。その後も、2018年5月にイタリア・ローマにおいて第2回ソーシャルフットボール国際大会(Dream World Cup 2018)が9カ国の参加のもと開催されました。2020年にペルーにおいての国際大会は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっています。
このように、精神障害者スポーツの振興は着実に進んできていますが、他障害のスポーツと比べると、予算も組織力もまだまだ脆弱です。皆様からのさらなるご理解・ご協力を願うところです。
氏名 | 在職時期 | 在職期間 |
---|---|---|
内村 祐之 | 昭和28年8月~昭和55年9月 | 27年2ヶ月 |
高橋 清彦 | 昭和55年10月~昭和58年3月(会長代行) | 2年6ヶ月 |
懸田 克躬 | 昭和58年4月~平成6年3月 | 11年 |
島薗 安雄 | 平成6年4月~平成9年4月 | 3年1ヶ月 |
栗田 正文 | 平成9年4月~平成11年3月 | 2年 |
保崎 秀夫 | 平成11年4月~平成25年6月 | 14年2ヶ月 |
仙波 恒雄 | 平成25年6月~平成27年6月 | 2年 |
鮫島 健 | 平成27年6月~令和5年5月 | 8年 |
鹿島 晴雄 | 令和5年6月~ | - |