事業・活動

令和6年度事業報告

精神保健福祉に関する調査研究

「精神保健福祉に関する調査研究」事業は、主に厚生労働省からの助成金を受けて、精神保健福祉に関する調査研究を実施してきている。令和6年度については、厚生労働省の障害者総合福祉推進事業の公募課題に該当する調査研究の項目がなかった為、見送らざるを得なかった。

精神障がい者スポーツの振興事業

1.事業の目的

精神障がい者にスポーツへの参加を促して意識の高揚を図り、社会参加を拡大し国民の精神障がい者への理解を深め、地域生活の充実を目指す。

2.事業内容

事業内容1

精神障がい者スポーツ推進委員会を開催し、企画・調整・評価を行い精神障がい者スポーツ大会開催事業報告書を作成した。
報告書は連盟ホームページに掲載。

事業内容2

関東ブロック大会(精神障害者バレーボール大会)に関する検討会を開催した。

  • 1.令和7年度以降の関東ブロック大会(精神障害者バレーボール大会) 開催について
    ・令和7年度開催予定 千葉県
    ・令和8年度開催予定 埼玉県
  • 2.その他

事業内容3

精神障がい者スポーツに関する競技団体やルールの習熟の為、関係者向けに啓発用のチラシを作成し、全国障害者スポーツ大会のブロック大会参加チーム、県関係者に大会当日に配布し、ホームページに掲載した。

事業内容4

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、精神障がい者スポーツ(バレーボール)大会を開催した。

SAGA2024全障スポ(第23回全国障害者スポーツ大会)(団体競技バレーボール:精神障がい者)
開催地 佐賀県
開催場所 小城市芦刈文化体育館(小城市)
開催日 令和6年10月26日(土)~10月27日(日)
競技内容 6人制バレーボール(ソフトバレーボール使用)
出場チーム 青森県、横浜市、福井県、大阪府、岡山県、鹿児島県、佐賀県
競技結果 優勝:福井県 第2位:鹿児島県 3位:横浜市
派遣委員 高畑 隆 精神障がい者スポーツ推進委員会委員長
田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
SAGA2024全障スポ(第23回全国障害者スポーツ大会)リハーサル大会(バレーボール:精神障がい者)
開催地 佐賀県
開催場所 小城市芦刈文化体育館(小城市)
開催日 令和6年6月8日(土)~9日(日)
出場チーム 福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、佐賀県、福岡市、北九州市
競技結果 優勝:鹿児島県 第2位:福岡県 第3位:福岡市
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員

ブロック予選会の開催(団体競技バレーボール)

北海道・東北ブロック
開催地 福島県
開催場所 猪苗代町 総合体育館・カメリーナ
開催日 令和6年6月23日(日)
出場チーム 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、仙台市
競技結果 優勝青森県第2位秋田県第3位仙台市
派遣委員 高畑隆 精神障がい者スポーツ推進委員会委員長
関東ブロック
開催地 群馬県
開催場所 ALSOKぐんま総合スポーツセンターALSOKぐんまアリーナ
開催日 令和6年5月12日(日)
出場チーム 栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、千葉市、横浜市、相模原市
競技結果 優勝横浜市第2位東京都第3位神奈川県
派遣委員 高畑 隆 精神障がい者スポーツ推進委員会委員長
瀬川聖美 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
北信越・東海ブロック
開催地 石川県
開催場所 小松市末広体育館
開催日 令和6年6月8日(土)~9日(日)
出場チーム 新潟県、石川県、福井県、長野県、岐阜県、愛知県、三重県、静岡市、名古屋市
競技結果 優勝福井県第2位長野県第3位三重県
派遣委員 高畑 隆 精神障がい者スポーツ推進委員会委員長
近畿ブロック
開催地 滋賀県
開催場所 草津市立総合体育館
開催日 令和6年6月15日(土)
出場チーム 大阪府、兵庫県、滋賀県、京都市、神戸市
競技結果 優勝大阪府第2位京都市
派遣委員 瀬川聖美 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
中国・四国ブロック
開催地 徳島県
開催場所 アミノバリューホール(鳴門市)
開催日 令和6年5月18日(土)~19日(日)
出場チーム 山口県、島根県、鳥取県、広島市、岡山県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県
競技結果 優勝岡山県第2位広島市第3位山口県
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
九州ブロックSAGA2024全障スポ(第23回全国障害者スポーツ大会)リハーサル大会兼全国障害者スポーツ大会バレーボール競技九州ブロック予選会
開催地 佐賀県
開催場所 小城市芦刈文化体育館(小城市)
開催日 令和6年6月8日(土)~9日(日)
出場チーム 福岡県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、佐賀県、福岡市、北九州市
競技結果 優勝鹿児島県第2位福岡県第3位福岡市
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員

事業内容5

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、個人競技:精神障がい者スポーツ(卓球)を推進する。

SAGA2024全障スポ(第23回全国障害者スポーツ大会)リハーサル大会(卓球:精神障がい者)
開催地 佐賀県
開催場所 基山町総合体育館 基山町民会館
開催日 令和6年6月9日(日)
派遣委員 河本次生 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
SAGA2024全障スポ(第23回全国障害者スポーツ大会)(卓球:精神障がい者)
開催地 佐賀県
開催場所 基山町総合体育館 基山町民会館
開催日 令和6年10月26日(土)から10月27日(日)
参加予定 都道府県において選出された男女各1名
派遣委員 河本次生 精神障がい者スポーツ推進委員会委員

事業内容6

スポーツ庁、日本パラスポーツ協会、当連盟との間で連携を取り、競技団体協議会の会議等に参画し、ルール、参加資格等の協議を行い、精神障がい者スポーツ全体の推進を図る。
精神障がい者スポーツ推進委員会高畑委員長他委員が、会議等に出席し意見交換を行った。

  • ・スポーツ庁、日本パラスポーツ協会当連盟 意見交換会
  • ・日本パラスポーツ協会 全スポ大会委員会
  • ・パラスポーツ登録団体 合同会議

第71回精神保健福祉全国大会

1.大会趣旨

今般、地域で安心して暮らせる精神保健福祉体制を実現するため、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築に向けた体制の整備や患者の権利擁護に関する取組を、より一層推進する等を内容とする精神保健福祉法の改正が行われるとともに、能登半島地震を受けて災害時要配慮者のニーズに合わせた支援体制の確保といった喫緊の課題への対応が求められている。
精神保健福祉を取り巻く環境が変化している中、栃木県で開催される本大会は、障がいのある人もない人も互いに認め合い、尊重し、支え合いながら暮らす地域共生社会の実現に向け、『「今こそ歩みを」~いつでも繋がり支え合う地域共生社会~』をテーマに掲げ、地域社会において障害や障害者への理解が深まり精神保健福祉に関する正しい知識の普及と施策の推進が図られることを目的とする。

2.テーマ

『 「今こそ歩みを」~いつでも繋がり支え合う地域共生社会~ 』

3.開催日時

令和6年10月11日(金)午前10時から午後15時30分

4.開催場所

栃木県総合文化センターメインホール(宇都宮市本町1-8)

5.主催・共催及び後援

  • 主催:厚生労働省、公益社団法人日本精神保健福祉連盟
  • 共催:栃木県、宇都宮市、一般財団法人栃木県精神衛生協会、公益社団法人日本精神科病院協会栃木県支部
  • 後援者:最高裁判所、障害者施策推進本部をはじめ中央省庁、精神保健福祉関係団体、報道機関など

6.大会プログラム

(1)記念式典 精神保健福祉事業功労者の表彰等
・厚生労働大臣表彰:個人62人 12団体
・(公社)日本精神保健福祉連盟会長表彰:個人34人 5団体
(2)記念講演
■テーマ
「 災害時要配慮者に対する医療の取り組みと課題 」
■講演者
黒瀬 巌(公益社団法人日本医師会 常任理事)
(3)シンポジウム
■テーマ
「 『にも包括』の現在とこれから~さまざまな立場からの提言~ 」
■座長
前沢 孝通(公益社団法人日本精神科病院協会栃木県支部支部長)
■シンポジスト
野口 正行(岡山県精神保健福祉センター 所長)
岡本 秀行(厚生労働省 社会・援護局 障害保健福祉部 精神・障害保健課 権利擁護支援専門官)
島田 英子(入間市健康推進部地域保健課主幹)
渡辺 純一(一般社団法人南栃木社会福祉士事務所 相談支援事業所Well‐being主任相談支援専門員)
中山 健一(丸山工業株式会社住まい館取締役)

7.参加人数

約430名

精神保健福祉に関する広報事業

1. 「連盟だより」及び「広報誌」の発行、連盟HPを通じての広報

連盟だより 79号 令和6年10月発行 750部
80号 令和7年2月発行 350部
広報誌 50号「 能登半島地震関連支援の活動報告 」 令和6年10月発行 750部
配布先
・厚生労働省、国会図書館、正会員、賛助会員、当連盟関係者及び精神保健福祉関係団体等
・「連盟だより」第79号及び「広報誌」50号は、令和6年度精神保健福祉事業功労者表彰受賞者及び第71回精神保健福祉全国大会当日来場者にも配布した。
・連盟のHPを通じての広報活動を行っている。

2. 令和6年度 (公社)日本精神保健福祉連盟 広報事業について

当連盟は、コロナ禍よりインターネット活用を推進しており、令和6年度は、正会員各団体より講演会・行事の告知・最新の活動状況等の動画の提供、連盟活動を通して各団体同士の連携などを行い、幅広く精神保健福祉の向上及び普及啓発活動を行った。

連盟内の各事業等(精神障がい者スポーツの振興事業、精神保健福祉全国大会の開催)にて制作する動画、写真、出版物、配布物等をホームページに掲載して周知した。

また、スポーツ事業全体のホームページのリニューアルを行い、連盟関係者のみならず一般の方々に、精神障がい者スポーツに関する情報にアクセスできるような環境を整えた。

  •  1. 当連盟の加盟団体の最近の活動PR(動画、パワーポイント)の作成
  •  2. 各精神障がい者スポーツ競技団体紹介動画等の作成(精神フットサル、バスケット)

世界精神保健連盟(WFMH)との提携

当連盟は、世界精神保健連盟日本支部の団体会員になっていますが、令和6年度においては、同連盟の日本支部における事業実施が行われなかったため、事業は実施していません。

その他

第1回精神障害者スポーツアジアシンポジウム・会議開催について

令和7年1月14日(火)~18日(土)に、アジアで初めての精神障がい者のフットサル競技大会となるDream Asia Cup(第1回精神障がい者フットボールアジア大会)が堺市立大浜体育館(大阪府堺市)にて開催されました。

平成28年には第1回世界大会が大阪府堺市、平成30年の第2回世界大会はイタリアで開催され、アジア大会は本大会が初開催となります。

当連盟は、フットサル競技開催中に併せて共催となって、第1回精神障害者スポーツアジアシンポジウム・会議を開催いたしました。

  • 競技参加国:日本、韓国、台湾 (チームは4チーム(混成チームを含む))
  • シンポジウム・会議参加国:日本、韓国、台湾、イタリア、マカオ

ページの先頭へ