公益社団法人日本精神保健福祉連盟

精神保健福祉に関する調査研究

「精神保健福祉に関する調査研究」事業は、主に厚生労働省からの助成金を受けて、精神保健福祉に関する調査研究を実施してきている。
令和7年度については、厚生労働省の障害者総合福祉推進事業の公募課題に該当する調査研究に応募予定です。

精神障がい者スポーツの振興事業

公益財団法人日本パラスポーツ協会委託事業委託金額 973,500 円

1.事業の目的

精神障がい者にスポーツへの参加を促して意識の高揚を図り、社会参加を拡大し国民の精神障がい者への理解を深め、地域生活の充実を目指します。

当連盟の「精神障がい者スポーツ推進委員会」が中心となって平成11年度より精神障がい者スポーツの振興事業を行っています。

具体的には、全国精神障害者スポーツ大会・ブロック大会の開催や、都道府県レベルの精神障がい者スポーツ推進協議会などの組織作りなどの取り組みを行ってきた結果、平成20年度大分県で開催された第8回全国障害者スポーツ大会よりバレーボールの正式競技が決定され、三障害合同での開催が実現しました。その後、回を重ねて、第18回大会（福井県）まで通常開催されましたが、令和元年度の第19回大会（茨城県）は台風19号の影響、令和2年度の第20回大会（鹿児島県）、令和3年度の第21回大会（三重県）は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、3年連続で開催が中止となりました。

令和4年度第22回（栃木県）からは通常開催を行い、令和7年度は、滋賀県にて開催予定です。

なお、第19回大会から、個人種目の正式競技として決定された卓球（精神）も滋賀県で開催が決定しております。

当連盟としては、今後も、自然災害や新興感染症などが懸念される中、障がい者スポーツの運営及び組織基盤をさらに充実していく必要があります。

＊精神障害のスポーツ統括団体として競技団体である精神障害フットサルやバスケットボールとの連絡調整、今後バレーボール、卓球等の団体育成を支援する。

2.事業内容

事業内容1

精神障がい者スポーツ推進委員会を開催し、企画・調整・評価を行い、精神障がい者スポーツ大会開催事業報告書を作成する。

事業内容2

作業部会を組織して、精神障がい者スポーツに関する競技団体育成のサポート、ルールの習熟、関係者向けの教材作成・配布チラシを作成し、関係者に周知。精神障がい者スポーツ広報用のホームページの拡充及びSNS等を活用して普及啓発を行う。

事業内容3

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、団体ブロック大会での精神障がい者スポーツ（バレーボール）大会を開催する。開催にあたっての調整会議を必要に応じて行う。

わたSHIGA輝く障スポ（第24回全国障害者スポーツ大会）（団体競技バレーボール：精神障がい者）
開催県	滋賀県
開催場所	草津市立総合体育館（草津市）
開催時期	令和7年10月25日（土）～26日（日）
競技内容	6人制バレーボール（ソフトバレーボール使用）
参加予定	6チーム及び開催県チーム

ブロック予選会の開催（団体競技バレーボール）

ブロック	開催県	開催場所	開催予定日
北海道・東北ブロック	青森県	新青森県総合運動公園	令和７年６月14日（土）
関東ブロック	千葉県	千葉公園総合体育館（YohaSアリーナ～本能に、感動を。）	令和7年4月27日（日）
北信越・東海ブロック	名古屋市	名古屋市　守山スポーツセンター	令和7年5月31日（土）～6月1日（日）
近畿ブロック（わたSHIGA輝く障スポ（第24回全国障害者スポーツ大会）リハーサル大会兼全国障害者スポーツ大会バレーボール競技近畿ブロック予選会）	滋賀県	草津市立総合体育館（草津市）	令和7年5月24日（土）
中国・四国ブロック	山口県	維新公園　大晃アリーナ（山口市）	令和7年6月21日（土）～22日（日）
九州ブロック	北九州市	北九州市立小倉北体育館（北九州市）	令和7年4月19日（土）

事業内容4

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、個人競技：精神障がい者スポーツ（卓球）を推進する。

わたSHIGA輝く障スポ（第24回全国障害者スポーツ大会）リハーサル大会（卓球：精神障がい者）
開催県	滋賀県
開催場所	野洲市総合体育館（野洲市）
開催時期	令和7年5月25日（日）

わたSHIGA輝く障スポ（第24回全国障害者スポーツ大会）（卓球：精神障がい者）
開催県	滋賀県
開催場所	野洲市総合体育館（野洲市）
開催時期	令和7年10月25日（土）～26日（日）
参加予定	都道府県において選出された男女各1名

第72回精神保健福祉全国大会の開催

開催日

令和7年12月7日（日）

開催場所

米子市公会堂

主催

厚生労働省、公益社団法人日本精神保健福祉連盟

共催

鳥取県、米子市他

大会プログラム

（1）記念式典
（2）記念講演
（3）シンポジウム

精神保健福祉に関する広報事業

「連盟だより」及び「広報誌」の発行、連盟HPを通じての広報

連盟だより　81号～83号の発行
広報誌　51号の発行

令和7年度　（公社）日本精神保健福祉連盟　広報事業について

当連盟は、コロナ禍において3年ほど対面的な活動の自粛が要請される中、インターネット活用を推進し、令和4年度は、『もっと「こころ」も「からだ」を動かしてリフレッシュ！』と題して、4名の専門家に依頼して動画を作成、各加盟団体にて、3分程度の動画・パワーポイントを作成した。令和5年度は、創立70周年を迎えることに伴い、広報活動の一環として加盟団体の団体概要を当連盟ホームページにて紹介し、記念事業として元プロマラソン選手の有森裕子氏、東京大学名誉教授の島薗進氏のWEB講演会による特別講演のオンデマンド配信を行った。

令和6年度は、正会員各団体の最新の年度活動動画や精神障がい者スポーツ競技団体の活動動画作成、精神障がい者スポーツ振興事業のホームページリニューアル、精神保健福祉全国大会開催における出版物、配布物等を会場配布以外にホームページに掲載して周知した。

令和7年度は、令和6年度に引き続きインターネット活用を推し進めるとともに、連盟の加盟団体やその他の団体の協力を得て、広報誌において、地域の精神保健の発展過程、現状と将来にかかる特集または連載を掲載し、精神保健福祉活動の活性化とアーカイブズの構築に寄与していく。

また、連盟内の各事業等（精神障がい者スポーツの振興事業、精神保健福祉全国大会の開催）にて制作する動画、出版物、配布物等を連盟ウエブサイトに掲載して周知する。

当連盟の加盟団体の最近の活動PR（動画、パワーポイント）の作成
各精神障がい者スポーツ競技団体の令和7年度の活動動画の作成（精神フットサル、卓球等）SNSでの周知、連携
当連盟の広報としてLINE等のSNSの活用
精神保健関連団体のリンク充実

世界精神保健連盟（WFMH）との提携

当連盟は、世界精神保健連盟日本支部の団体会員になっており、同連盟の日本支部における事業協力を行っています。
世界精神保健連盟が、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として定めた毎年10月10日の「世界メンタルヘルスデー」には、広報、周知などの協力を行っています。