事業・活動

令和4年度事業報告

精神保健福祉に関する調査研究

「精神保健福祉に関する調査研究」事業は、主に厚生労働省からの助成金を受けて、精神保健福祉に関する調査研究を実施してきている。令和4年度については、厚生労働省の障害者総合福祉推進事業の公募課題に該当する調査研究の項目がなかった為、見送らざるを得なかった。

精神障がい者スポーツの振興事業

1.事業の目的

精神障がい者にスポーツへの参加を促して意識の高揚を図り、社会参加を拡大し国民の精神障がい者への理解を深め、地域生活の充実を目指す。

2.事業内容

事業内容1

大西常務理事を委員長とする精神障がい者スポーツ推進委員会を、令和4年度はZoomにて開催した。

事業内容2

関東ブロック大会(精神障害者バレーボール大会)に関する検討会を開催した。

  • 1.令和5年度以降の関東ブロック大会(精神障害者バレーボール大会)開催について
    ・令和5年度開催予定 東京都 令和6年度開催予定 群馬県(神奈川県)
  • 2.その他

事業内容3

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、精神障がい者スポーツ(バレーボール)ブロック地区予選会を開催した。

第22回全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会)(バレーボール:精神障がい者)
開催県 栃木県
開催場所 佐野市アリーナたぬま(佐野市)
開催時期 令和4年10月29日(土)~31日(月)
競技内容 6人制バレーボール(ソフトバレーボール使用)
出場チーム 青森県、東京都、名古屋市、大阪府、広島市、福岡県、栃木県 7チーム(6ブロック代表及び開催地)
競技結果 優勝:大阪府 第2位:青森県 第3位:福岡県
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
第22回全国障害者スポーツ大会 リハーサル大会(バレーボール:精神障がい者)
開催場所 佐野市アリーナたぬま(佐野市)
開催日 令和4年5月21日(土)、22日(日)
出場チーム 栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、千葉市、横浜市、相模原市、群馬県(棄権)、山梨県(棄権)
競技結果 優勝:東京都 第2位:横浜市 第3位:埼玉県
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員

ブロック地区予選会開催

北海道・東北ブロック
開催場所 岩手県営体育館(盛岡市)
開催日 令和4年6月12日(日)
出場チーム 青森県、岩手県、秋田県、仙台市
競技結果 優勝青森県第2位秋田県第3位岩手県
関東ブロック
開催場所 佐野市アリーナたぬま(佐野市)
開催日 令和4年5月21日(土)、22日(日)
出場チーム 栃木県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、千葉市、横浜市、相模原市、群馬県(棄権)、山梨県(棄権)
競技結果 優勝東京都第2位横浜市第3位埼玉県
派遣委員 田所淳子 精神障がい者スポーツ推進委員会委員
北信越・東海ブロック
開催場所 三重交通Gスポーツの杜伊勢体育館(伊勢市)
開催日 令和4年6月11日(土)、12日(日)
出場チーム 新潟県、福井県、長野県、岐阜県、三重県、名古屋市
競技結果 優勝名古屋市第2位福井県第3位長野県
近畿ブロック
開催場所 東和薬品RACTABドーム(門真市)
開催日 令和4年6月4日(土)
出場チーム 大阪府、兵庫県、京都市、神戸市
競技結果 優勝大阪府第2位兵庫県第3位京都市
中国・四国ブロック
開催場所 岡山市総合文化公園体育館
開催日 令和4年5月22日(日)
出場チーム 岡山県、山口県、徳島県、愛媛県、広島市
競技結果 優勝広島市第2位岡山県3位山口県
九州ブロック
開催場所 福岡市総合体育館照葉積水ハウスアリーナ(福岡市)
開催日 令和4年4月23日(土)
出場チーム 福岡県、佐賀県、福岡市、北九州市
競技結果 優勝福岡県第2位福岡市第3位北九州市

事業内容4

公益財団法人日本パラスポーツ協会が開催する全国障害者スポーツ大会へ参画し、精神障がい者スポーツ(卓球)の開催について協力する。

第22回全国障害者スポーツ大会リハーサル大会(卓球:精神障がい者)
開催県 栃木県
開催場所 TKCいちごアリーナ(鹿沼総合体育館)(鹿沼市)
開催時期 令和4年5月22日(日)
派遣委員 高畑 隆 精神障がい者スポーツ推進委員会事務局長
第22回全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会)(卓球:精神障がい者)
開催県 栃木県
開催場所 TKCいちごアリーナ(鹿沼総合体育館)(鹿沼市)
開催時期 令和4年10月29日(土)~31日(月)
参加予定 都道府県において選出された男女各1名
派遣委員 高畑 隆 精神障がい者スポーツ推進委員会事務局長

第69回精神保健福祉全国大会

1.大会趣旨

わたしたちは、障害の有無に関わらず、誰もが持てる力を存分に発揮することができる地域社会の実現に向けて、日々取り組んでいます。 明治維新胎動の地で、誰もが活躍することができる地域社会を実現するため、大会に参加された全国の精神保健福祉関係者並びに一般の方々と、「人と人とのつながり」を考え、共有するとともに、大会を通じて、地域社会における精神保健福祉に関する理解を深め、正しい知識の普及と精神保健福祉施策の推進を図ってまいります。

2.テーマ

『 ともに生きること~維新の地で考える人とのつながり~ 』

3.開催日時

令和4年10月14日(金)10時00分~15時30分

4.開催場所

山口市民会館 〒753-0074 山口県山口市中央2丁目5-1

5.主催・共催及び後援

  • 主催:厚生労働省、公益社団法人日本精神保健福祉連盟
  • 共催:山口県、山口市、山口県精神科病院協会、山口県精神保健福祉協会
  • 後援者:最高裁判所、障害者施策推進本部をはじめ中央省庁、精神保健福祉関係団体、報道機関など

6.大会プログラム

新型コロナウイルス感染症対策を講じ、新しい生活様式を取り入れ、 事前収録映像及びライブ映像をWEB配信とする「ハイブリッド方式」により実施した。

(1)記念式典 精神保健福祉事業功労者の表彰等
・厚生労働大臣表彰:個人55人 10団体
・(公社)日本精神保健福祉連盟会長表彰:個人35人 5団体
(2)アトラクション ・山口鷺流狂言(山口鷺流狂言保存会)
・太鼓パフォーマンス(社会福祉法人同朋福祉会 同朋太鼓)
(3)記念講演(オンデマンド配信)
■テーマ
「 不安に向き合うための哲学 」
■講演者
小川 仁志(山口大学国際総合科学部教授)
(5)シンポジウム
■テーマ
「 コロナ禍における人と人との距離感 」
■座長
中川 伸(山口県精神保健福祉協会 会長)
■シンポジスト
兼行 浩史(県立こころの医療センター院長)
松原 敏郎(山口大学大学院 医学系研究科 高次脳機能病態学講座 准教授)
赤瀬 洋介(山口県精神保健福祉士会)
松尾 尚子(山口県公認心理師協会 副会長)
澤重 修司(澤田建設株式会社 管理本部総務部長)

(参考)今後の精神保健福祉全国大会の開催予定

第70回(令和5年)大分県 / 第71回(令和6年)栃木県(予定)

※これまでの未開催については鳥取県のみ

精神保健福祉に関する広報事業

1. 「連盟だより」及び「広報誌」の発行、連盟HPを通じての広報

連盟だより 73号 令和4年7月発刊 700部
74号 令和4年10月発刊 900部
75号 令和5年2月発刊 700部
広報誌 48号「 ストレスチェック制度を再考する 」 令和4年10月発刊 900部
配布先
厚生労働省、都道府県、政令指定都市の精神保健福祉担当課、精神保健福祉センター、及び精神保健福祉関係団体等。
「連盟だより」第74号及び「広報誌」48号は、令和4年度精神保健福祉事業功労者表彰受賞者及び第69回精神保健福祉全国大会当日来場者にも配布した。
連盟のHPを通じての広報活動を行っている。

2. 令和4年度 (公社)日本精神保健福祉連盟 広報事業について

(公社)日本精神保健福祉連盟加盟広報事業として、2つの動画サイトの作成をした。

(1)もっと「こころ」も「からだ」を動かしてリフレッシュ!
趣旨 コロナ禍が続いている現在、さらにロシアによるウクライナ侵攻など暗いニュースが続きます。こうした時こそ、「こころ」も「からだ」を動かしてリフレッシュすることが大切です。4人のスペシャリストから、多くの気づきを学んでください。
開催方法 オンデマンド
連盟ホームページに一定期間掲載(令和4年10月~令和5年3月)
誰でも自由に視聴可
・動画の趣旨(大西 守 常務理事)
・ダンスムーブメントセラピー(大沼幸子)
・アーユルヴェーダ(田端 瞳)
・笑いとメンタルヘルス(市来真彦)
・オンライン健康動作法(上倉安代)
(2)(公社)日本精神保健福祉連盟加盟団体 紹介動画の作成
趣旨 (公社)日本精神保健福祉連盟は、日本における精神保健福祉団体との連絡を密にし、その協力により、精神保健福祉事業の進展を図ることを目的として設立されている団体です。精神保健福祉の向上及び普及啓発のため、調査研究、精神障がい者スポーツの振興、広報活動を実施するとともに、毎年精神保健福祉全国大会を開催しています。
コロナ禍の中、当連盟は3年ほど事業活動が自粛されインターネット活用が推進されてきました。
令和4年度においては、各加盟団体にて、3分程度の動画・パワーポイントを作成した。
また、令和5年は、創立70周年を迎えることに伴い広報活動の一環として加盟団体の活動を紹介します。
さらに、第69回精神保健福祉全国大会(山口県)開催時には、加盟団体6団体を当連盟ホームページにアップした。

世界精神保健連盟(WFMH)との提携

当連盟は、世界精神保健連盟日本支部の団体会員になっておりますが、令和4年度においては、同連盟の日本支部における事業実施が行われなかったため、事業は実施していません。しかし、世界精神保健連盟が、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として定めた毎年10月10日の「世界メンタルヘルスデー」には、当連盟よりメッセージを送るなどの協力をした。

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